3rd Follow the LeaderKorn史上、最も売れ、そのため最もアンチが増えた一枚。今でも議論がよくされていて、 「売れ筋だから嫌い」とか、 あるいは「よくできてるから好き」とか、 人によって評価が分かれます。 また、1stから取り入れていたHIPHOP的要素を強くさせています。 デジタル音の多様化と、本物のHIPHOPアーティストとのコラボです。 まぁHIPHOP曲のカバーなら2ndにもありましたが。 なお、KornのHIPHOP要素というのはラップではありません。 HIPHOP音楽の本質は歌詞とバックトラックです。 「少ない材料でサンプリングする」 「短い小節でトラックを繰り返し、中毒性を出す」 「身近な音をサンプリングしてみる」 「BPM低目」 こういったHIPHOP要素をまんまロックで表現したのがKornなのです。 ラップはあくまでこういった要素の一つ。 ですので、2ndと3rdでは音の印象が違いますが、 実はHIPHOP的な音作りというコンセプト上ではごく自然な変化を成し遂げたのが この3rd Follow the Leaderです。 それから他にもこのアルバムの特徴としては、 アルバムの頭から「無音トラック」が10数曲続く事です。 つまり、このFollow the Leaderをコンポにセットして再生ボタンを押すと、 「無音状態」が数分続きます。 リスナーとしては、「あれ?壊れた?不良品?」となります。 もう少し待つと、ようやく「一曲目」が再生されるという… 買う側も戸惑うし、売る側(CDショップなど)も、 お店の視聴機にわざわざ説明を書いておかないといけなかったり、 無音トラック部分を飛ばしてセットしたりと色々やらないといけなかったのです。 普通やらないでしょう、こういう仕掛け。 こういう印象に残る反面、「意味ないかもだけど面白そうだからやってみようぜ」的な彼らのいたずら心が見え隠れするのがまた面白かったりします。 これって日本だと元X JapanのHideが似た立ち位置にいますよね。 <目次> 1st Korn 2nd Life Is Peachy 3rd Follow the Leader 4th Issues 5th Untouchables 6th Take A Look In The Mirror 7th See You On The Other Side 8th Untitled 9th Korn3 Remember Who You Are ジャンル別一覧
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